DETAIL
エーデルワイス・エステート・コーヒー
歴史と背景
エーデルワイスおよびアスコナの2農園は、タンザニア・カラトゥ地区のオルデアニ、世界遺産ンゴロンゴロ保全地域の外縁に位置しています。1900年頃、ドイツ人入植者がアスコナ農園に居住し、1926年から1931年にかけてコーヒー栽培を開始。第二次世界大戦後はイギリスの管理下に置かれ、1950年代には米国企業に売却されました。1969年、コーヒー輸出業者の創業者BN Vohora氏が両農園を取得し、以来三世代にわたり、品質を追求したコーヒーづくりを続けています。
環境と立地
農園は標高1,600〜1,850mに位置し、タンザニア国内でも屈指の高地栽培地です。隣接するンゴロンゴロの原生林にはゾウ、バッファロー、ライオンなど多様な野生動物が生息しており、自然環境の保護を重視した農法を採用。水資源が限られているため、コーヒーは主に雨水で育てられています。地形の変化や多様な品種、マイクロクライメイトの影響により、複雑で個性豊かなカッピングプロファイルが生まれます。
収穫と品質管理
収穫期は6月から始まり、作柄によっては翌年1月まで続きます。すべて手摘みによる収穫で、熟度の最適な赤いチェリーのみを選別。収穫初期にはスタッフへのトレーニングを実施し、未熟果や過熟果は徹底的に除去するなど、厳格な品質管理を行っています。
精製工程
各農園には水洗式の精製設備を完備。収穫後すぐに果肉除去・発酵(最大36時間)を行い、アフリカンベッドで乾燥。初期は日陰でゆっくりと乾燥させ、豆への負荷を軽減します。最終的に8〜10日間かけて乾燥させた後、含水率12%以下で調整し、アルーシャのドライミルへ出荷されます。
社会貢献活動
スタッフと地域社会の福祉向上にも注力。若者への職業訓練(整備、溶接、木工、簿記)支援、地元学校への建材提供、スタッフ向け託児施設の設置など、持続可能な地域づくりに貢献しています。